【全体像】値上げ時代の節約は“順番”が9割

節約が続かない人の多くは、「効果の順番」を間違えています。まずは基盤を整えましょう。

• ①固定費：一度見直すだけで毎月自動で節約が続く。
• ②食費・電気：日常の支出は“ルール化”でブレを減らす。
• ③記録・自動化：ムダの再発を防ぐ「見える化」が鍵。

STEP1 固定費を見直す｜最小労力で最大効果

節約の第一歩は、毎月自動で支払っている固定費をチェックすること。

• 通信費：データ利用量に合ったプランか確認。不要なオプションを外す。
• サブスク：直近1か月使っていないものは一時停止。
• 保険：補償が重複していないかチェック。内容を家族で共有。
• 電気・ガス：地域の新電力やセット割を比較し、ポイント還元率を確認。

カード明細を12か月分見て、毎月の引き落としを「解約／縮小／継続」で仕分けましょう。

STEP2 食費の整え方｜主食固定＋作り置き2品

毎日の“迷い”がムダを生みます。
ルールを決めて自動化しましょう。

• 主食を固定：平日は「ごはん」or「オートミール」など1種に。
• 作り置きは2品だけ：副菜＋主菜を用意し、味付けで変化をつける。
• 買い物は週1回：野菜・きのこ・たんぱく質を中心に“カゴ1つ分”を目安に。

STEP3 電気代の基本｜設定と使い方の習慣

• 空調：サーキュレーターで空気を循環し、設定温度を±1℃で安定化。
• 冷蔵庫：詰め込みは7割まで。開閉回数を減らす。
• 照明：LED化＋間接照明で夜の電力を30％削減可能。
• 待機電力：電源タップの一括OFFで月数百円の節約。

細かな積み重ねが年間では大きな差になります。

STEP4 買い物ルール｜“家に入れる物＝1軍だけ”

• 在庫写真：スマホで棚を撮って、ダブり買い防止。
• 1in1out：新しい物を入れたら、古い物を1つ出す。
• 定番化：お気に入りの日用品は型番を固定。時間と判断コストを削減。
• 用途先決：セール品は「どこで・何に使うか」が明確なものだけ購入。

STEP5 記録と自動化｜5分で続く仕組み

節約を定着させるのは「記録」と「自動化」。

• 家計は3分類：固定費／変動費／特別費にシンプル化。
• 前月比を見る：細かい分析よりも増減の傾向を重視。
• 自動貯蓄：給料日に自動引き落とし設定。
• 週5分ルーチン：レシート整理→1行家計メモで完結。

【1行家計テンプレ】
日付／固定費±（先月比）／変動費±（先月比）／特別費（内容）

今日からの実行チェックリスト

• □ 通信・サブスクの見直し候補を3つ書いた
• □ 平日の主食を1種決めた
• □ 作り置き2品の材料をメモした
• □ 空調・照明・冷蔵庫の省エネ設定を確認した
• □ 1行家計テンプレをスマホに保存した

まとめ｜“戻らない節約”を仕組み化する

• 固定費→毎月自動で減らせる。
• 食費→ルール化でブレを防ぐ。
• 電気→習慣の積み重ねで差を出す。
• 買い物→1in1outでムダを防止。
• 記録→見える化で継続がラクに。