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重度訪問介護の夜勤は、一晩で何をしているのか。先に答えます。
中心は、寝ている利用者さんを、1時間おきに見守ることです。
そのあいだに、その人に必要な夜のケアが入ります。何も起きなければ、待機して見守る時間が続きます。
僕は介護の仕事を約12年、重度訪問介護の夜勤を約4年やっています。この記事では、僕が入っている夜勤の一晩の流れを書きます。
夜勤の時間は、利用者さんによって違う
まず、夜勤の時間は決まっていません。
21時から翌朝9時までの家もあれば、23時から翌朝7時までの家もあります。同じ事業所でも、入る家によって時間が違います。
一晩の流れ(例)
ここに書くのは、あくまで一つの例です。どんなケアが入るかは、利用者さんによって違います。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 夜勤に入る | 前の時間の人から引き継いで入る |
| 夜のあいだ | 1時間おきに様子を見る。異変がないか、呼吸や表情を確かめる。サチュレーション(血液中の酸素の量)を測ることもある |
| 必要に応じて | オムツ交換、吸引、夜間の服薬など |
| 何もなければ | 待機して見守る |
| 朝 | 日勤に来る人か、ご家族に引き継いで終わる。一人暮らしの方なら、ご本人に伝える |
夜のケアの中身は、家ごとにまったく違います。オムツ交換が中心の家もあれば、吸引や夜間の服薬がある家もあります。どの家でも共通しているのは、1時間おきに様子を見ることです。
何もない時間の過ごし方
何も起きなければ、待機して見守る時間です。だから、何もしない時間も多くあります。
僕はその時間を使えるように、作業を1時間ごとにできる大きさに分けています。利用者さんが寝ているあいだにできる作業を残しておいて、夜のあいだに少しずつ進めます。
たとえば、こんな作業です。
- 吸引で使うミルトン液の交換
- 吸引瓶の洗浄
- 翌朝の準備
1時間おきの見守りのあいだに、こうした作業を一つずつはさんでいくと、夜の時間にリズムができます。
ただ、これは寝る時間ではありません。起きていて、何かあったらすぐ動ける状態のまま過ごしています。仮眠については、こちらに詳しく書いています。
→ 重度訪問介護の夜勤は仮眠できる?休憩と待機の実際
急なことが起きた夜
静かな夜ばかりではありません。
ある夜、利用者さんから「息苦しい」と訴えがありました。吸引をしましたが、息苦しさがなかなか治まりません。そこで、緊急で訪問看護師さんに来てもらい、対応してもらいました。
夜勤は一人です。でも、困った時に呼べる先はあります。だから、入る家ごとに、何かあったらどこに連絡するのかを前もって確かめておいた方が間違いがありません。
初めて夜勤に入る人へ
最初は、とても眠くなる
初めての夜勤は、とても眠くてふらふらになると思います。最初は無理をしないでください。仕事が終わって家に帰ったら、すぐに休んでください。
慣れるまでは、夜勤の前の日は夜に寝ないで、日中に休むようにして体を慣らしておくのもいいかもしれません。
持っていくと助かるもの
- データ無制限のスマホのプランと、予備のバッテリー:夜はスマホを見る時間が増えると思います
- ブックライト:夜、暗い所でメモを取ることがあります。手元だけ照らせるので、けっこう重宝します
まとめ:起きて待つ夜
重度訪問介護の夜勤は、何かをし続ける夜ではありません。寝ている利用者さんを見守りながら、起きて待つ夜です。
時間もケアの中身も、入る家によって違います。働く前に、その家の夜の流れと、何かあった時の連絡先を確かめておくと安心です。
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※この記事は、私が働いてきた事業所での経験にもとづきます。夜勤の時間やケアの中身は、事業所や利用者の状況によって違います。働く前には、必ず求人先に確かめてください。
執筆:Totchi(介護福祉士/重度訪問介護のサービス提供責任者)

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